もし出来るとしたら?

NLPのラポールテクニックについては、次回にまた別のテクニックをご紹介します。

今回は、NLPのラポールを築いた後の話をしていきましょう。
NLPを使ったコミュニケーションだけに言えることでは有りません。
コミュニケーションの前提としての信頼関係を築くのは大切です。

その後に、突っ込んだコミュニケーションをとってみる。
これも同じくらい大切かもしれません。

では、メタ言語の話を交えながらお話を進めていきましょう。
次のような過程でイメージしてみましょう。

目の前に、行動ができなくて落ち込んでいる、悩んでいる女性がいるとします。
女性でも男性でもどちらでもいいです。ポイントは、自分にはできないと思って、
行動をできずにいる。そんな状態に入っていて、思考が縮まっている状態です。

メタ言語に興味をお持ちの皆さんなら、なんとか勇気づけてあげたい。
そんなことを心底お感じになる方が多いのではないですか?

実はNLPを通してメタ言語を学んだ男性が名古屋にいらっしゃいます。
彼は、メタ言語の一般化を使って、目の前の悩める女性に次のような質問をしました。
「もしも、できるとしたら?」

実はこの質問がポイントなのです。
行動できずに、悩んでいる方の多くは、悩みやできない自分にフォーカスして、
執着して、「出来る自分」を仮にでもイメージすることをしにくいのです。

そこで、NLPを名古屋で受講した男性は、女性に質問することで、
すこし違う視点からも自分を見れるようにしてみました。

メタ言語の一般化の質問「もしも、できるとしたら?」
その効果は大きいです。まずは、ご自身で試してみてはいかがでしょうか。

姿勢と頷きに合わせる

メタ言語やメタモデルなどを活用する際には、ある大切な事があります。
それがNLPのラポールです。そのNLPのラポールを築くのがラポールテクニックです。

NLPを名古屋で受講した男性ですが、メタ言語が好きになり、
NLPセミナーで学んだメタモデルを好んで活用しました。

しかし、問題がひとつありました。
メタモデルをそのまま質問として使い続けると、
相手にとっては尋問になってしまうことがあります。

そうです、NLPを名古屋学んだ男性の場合は、
そのように「尋問ですか」と言われてしまうことがありました。
では、何がいけなかったのでしょうか?

NLPのメタ言語やメタモデルがどんなに素晴らしいものでも、
実は信頼関係が築かれていないと、無機質な質問になってしまうのです。

そこで今回ご紹介するのは、NLPのコミュニケーションテクニックのミラーリングです。

ミラーリングのやり方はとても簡単です。
相手に合わせます。何を合わせるのかといいますと、
相手の姿勢・足の位置・頷き・呼吸・ジェスチャーです。

先程の名古屋の男性は、特に頷きを大切にしているそうです。
その結果、相手は心をひらいてくれ易くなったそうです。

なぜでしょうか?
それは、人間が自分に似た相手に対しては警戒心を緩めるからです。
そして、好感を持ちやすいのです。

その上で使うメタ言語は、名古屋の男性にとって使いやすく、
効果的なものとして活用できるようになったそうです。

是非、メタ言語とラポールテクニックを上手く活用していきましょう。
その結果、良いコミュニケーションが取れるはずです。

メタという言語は難しく感じるけれど

こんにちは。メタ言語マスターです。今日は、メタ言語にまつわる、雑談を。
メタ言語について、なんとか理解を深めたいと考えているのですが・・・。
なかなか難しく捉えられてしまっているのが現状ですね。

メタが付く言葉で、あなたが一番、身近なものってなんですか?
以前に、「メタ女」とかいう、ゲームもありましたけど。(そのゲームについては、私は良く解っていないのですが。笑)
メタ言語・・・最初にメタで思いついたのは、「メタファー」でしたね。つまり、隠喩のことです。「直喩」の反対、と言えばよいでしょうか。「メタ」そのもののニュアンスが良く解りませんが、元々は、ギリシア語の「何々の次、後」という意味があるらしいですよ。

アリストテレスのメタフィジークって、聞いたことがありますか?
フィジーク(自然学)の巻があり、メタフィジークはその次の巻、という意味になるそうです。「メタ」という単語だけで調べると、辞書には、「高次的な」や「超越した」という表現でしか表せていませんが、ギリシア語のニュアンスのイメージを含めて考えると、メタ言語もなんとなく、解るような気がしませんか?

例えば、ネコという動物を、英語でcatと言い表すとすれば、対象(=ネコ)を指し示す言葉(catという言葉)を指し示す言語(英語)。言語を定義するための言語。それがメタ言語ですよね。
メタ言語は、それだけでは実際に具体的に使う目的がありません。
だから私たちにとっては、ちょっとわかりづらいのですが、決してそうではないということを皆さんに知っていただきたいですね。

メタ言語能力・教育分野での大切な役割

こんにちは。メタ言語についてお話をしていますが、今日は教育分野サイドからのお話しをしたいと思います。そもそも「メタ言語」を意識して、言語を学ぶこどもはいませんが、教える側にとっては、メタ言語能力は重要なことです。
それが良く現れているものとして、早期の英語教育などもあげられますね。こどもが小さな時に英語など外国語の教育を行うと、こどもたちが外国語に触れることで、「言語というものが何か」という、言語に対しての意識を高めさせるという意味合いがあります。

外国語というものは、どんな素晴らしく賢いこどもでも、なかなか母国語のようには習得することはできないはずです。つまり外国語を学ぼうとする取組みは,意識的なものであって、そのように外国語に直接触れることで、今まで無意識に学習していた母国語の自覚ができるようになります。こどもたちは自然に、日本語と外国語とのリズムや音の違い、語彙の違いに気が付きます。こういった作業によって、母国語の言語能力が発達し、さらに学ぼうとする能力も格段に上がると考えられているそうですよ。
つまり、このような 言語に対する知識やそうした知識を使う力は、まさにメタ言語能力なのですね。
メタ言語能力をこどもがしっかりと伸ばしてやるには、わたしたちも意識して見守ってやる必要があります。子どもが自分で「トマトじゃなくて,トメィトォだよ」と自ら気づけるように仕向けてやったりというサポートも大切なんだとか。なるほど、と思いますね。

メタとメタ言語

こんにちは。今日もメタについてお話しを。
なんとも解りにくい、この”メタ”ですが、今回は狭義のメタとしていくつか紹介していこうと思います。

まず、”メタ”の基本として、ある対象を記述したものがあり、さらにそれを対象として記述するものを、メタな○○、あるいは単にメタ○○と呼美ますよね。
ですからこの方法で言い表すならば、
言語を記述する言語 → メタ言語
理論を解釈するための理論 → メタ理論
自分の認知を認知すること → メタ認知
と言い換えることが出来ることになります。

では、このサイトでも主になっている、「メタ言語」に関わるキーワードとして、『メタ言語能力』というものがあります。これは一体どういった能力なのでしょうか。

まず、メタ言語とは、言葉を使って、言葉について考えることを示しますよね。例えば、生まれてきた子どもは、言葉がどういうものであるかを知る前に言葉を覚えていきますが、そのうちに言葉について意識して考えることが出来るようになっていきます。
この言葉について、言葉で考える力を『メタ言語能力』と言うのです。
具体的にいうと、「動物」という語は何を指しているか?といった、語と指し示す物との対応だったり、自分の話した言葉が文法的に正しいか?という言語の規則だったりを考える能力のことなんです。

つまり、言葉について考えることができるようになる『メタ言語能力』は、言語をより理解し、使うという意味ではとても重要な能力なのですね。

メタ言語とは何か おさらい

こんにちは。メタ言語マスターです。以前にもメタ言語について簡単に説明をしましたが、イマイチ内容がつかめない、と思っておられる方も、まだいらっしゃるようですね。確かに、「メタ言語」の定義が難しいので、インターネットなどにも、そういったコメントは良く見かけます。

メタ言語は、以前もお話ししたとおり、『言語を定義するための言語』です。 ただし、それだけでは具体的の使う目的がないので、余計に解りづらくしているのかもしれません。ある特定のルールを加えることで、具体的に応用して使えるのですが。

ですから、今回はもう一度、メタ言語について考えてみましょう。

コンピューターなど、ITの分野で『メタ』が使われるとき、その意味は、「一段と高いレベルの」という意味でしたよね。たとえばある「何か」に対して「何かを対象として記述する」など、1ステップあがったものを、『メタである』という言い方をします。

メタ言語は「言語を記述する体系」になるわけですが、それを使って、「何かの言語を記述する」ということをやって、その時初めて具体的な、何かに使える言語になります。これをWEBページで例えましょう。

1)WEBページがあります。
2)そのWEBページをを記述できる体系が言語であり、それは例えばXHTMLにあたります。
3)個々の言語、例えばXHTML言語を記述できる体系が『メタ言語』であり、それは例えばXML になります。

3)だけでは、1)のWEBページは記述できません。具体的に役に立つためには、2)言語が必要であり、2)を作ることが、メタ言語の目的になります。

NLPは自分と対話するためのツール

こんにちは。今回も、NLPについて述べていこうと思います。
NLPは、ここ、2、30年をかけて研究が行われ、実際に様々な効果が期待できることを実証されています。しかし、NLPを学ぶ人が増えている一方、NLPを全く知らない一般の人たちもいまだ多く、全くピンとこない、聞いた事がない、という人もかなり居るはずです。

しかし、NLPは実は、私達の生活ととても密接に関わっています。そんなNLPの例をひとつご紹介します。

例えば、”リラクゼーション”、これは皆さんも馴染みがあるのではないでしょうか?つまり、癒しという意味合いですが、このリラクゼーションという概念は、近年の社会で問題になっているストレスや精神的な負担が大きくなり、私たちのの許容範囲が超えた事で、生まれたのではないかといわれています。

肉体的な疲労回復の研究と比べ、精神的な疲労回復については、まだ研究は始まったばかり。ここで”リラクゼーション”が生まれました。その方法と言えば、皆さんもご存知の通り、エステやスパ、アロマテラピーなど、その他にも、癒し効果のあるグッズを用いるものなど、多種多様です。つまり人間の行動原理に基づいた、精神的なアプローチという点では、リラクゼーションの根源にはNLPセラピーの要素があると考えて良いかと思います。

メタ言語が、言葉を使って言葉を考え、その後の言語をより正確な形で理解、運用していく上で大変重要な意味があるのと、精神的なアプローチを自分自身に行い、自分の精神と対話し交流分析することで、今後の自分の行動や精神をコントロールすると言うNLPには、共通点が色々とありそうです。

最近気になるNLPのこと

こんにちは。今回はメタ言語のお話しをするのに関係が深い、私が今、とても気になっている、NLPについてお話ししていきます。NLPとは?皆さんご存知でしょうか。インターネットなどで調べてみても、NLPの情報は以外に多く、NLPセミナーなどについても、かなり多くの人が受講していると思われます。読んでみるとなかなか興味深いものだと解ってきました。

まず、NLPですが、なんの略かと言うと、神経言語プログラミング (Neuro-Linguistic Programming) というものだそうです。

NLPは、1970年代にアメリカ・カリフォルニア大学の若き天才、リチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが開発したもので、「天才セラピスト」と呼ばれる、3人、催眠療法家の『ミルトン・エリクソン』、ゲシュタルト・セラピーの『フリッツ・パールズ』、家族療法家の『バージニア・サティア』を元に、天才セラピストのことばの使い方や、非言語の使い方、無意識の活用の仕方というのを科学的に分析し・体系化したものなんだとか。
NLPでは、人間がどのように外からの情報を認識・記憶して、どのように考え行動するかを研究されているそうです。人間の中には、見たり聞いたり体験したことを通じて組み立てられたプログラミングが存在していて、私たちは、自分の行動を意識的に、時には無意識的にコントロールしていることが、このNLPの研究で解明されているそうです。

・・・気になります。次回もNLPのお話、引き続きしていきたいと思います。

メタの意味っていろいろ

こんにちは。今日はちょっと雑談でも、と思っています。
「メタ」という言葉はいろんなところで最近見かけますね。
やたら「メタ」を高頻度に含んだブログなんて、読みにくいこと・・・。笑
でも、だからこそ、なんだか気になります。

さて。
コンピューターの分野にかかわっておられる方には当然のことかもしれませんが、
コンピューターの業界で「メタ」が使われる場合、その単語の意味合いとしては、
「一段と高いレベルの」と理解してもよいと思います。
例えば、ある「何か」に対して「何かを対象として記述する」という、
そこから1段階上にあがったものを、メタであるといいます。
・・・客観的な操作対象とする、と思えばいいでしょうか、

ちなみに以前にもお話ししましたが、言語そのものも、何かを記述するモノですから、
もともと記述対象に対してはメタなものだと言えるのです。たとえば、HTML言語は、個別のwwwのページに対し、1段メタなもの、WEBページを記述する体系・記述方法ですよね。

この「メタ言語」は、例えば、HTML(XHTML)というWEBページの記述体系を、さらに記述するための枠組み・記述体系がXMLです。このとき、XMLは、XHTML言語etc.を記述するための言語・体系・記述方法、つまりメタ言語になるということです。XHTMLだけでなく、いろいろなXMLベースの記法、MathMLとか、VRMLとか、他いろいろを記述するメタ言語としての体系がXMLです。

メタ言語は、人間の特権!

こんにちは。今回もメタ言語のお話しです!!
さて、私たちが何気なく話しているこの言語。コトバ。
日本語だったり、外国語だったり、世界中の人間が話す言語は色々あるのですが、この「言葉」を持つことができる動物は、私たち「ヒト」という生物種に限られていますよね。

「チンパンジーだって、言葉がわかるんじゃないの?」と思われる人も居るでしょう。 確かに、すぐれた知性を持っていることで注目されている、有名なチンパンジーも実際にいますし、それについて研究がなされています。
しかし、「メタ言語」という観点から見たときに、チンパンジーは、ヒトの言語の構造と同じだけの質の言語の知識を得るということは決してできません。メタ言語は、ヒトというただ1種類の生物種に対して、皆に与えられています。これは、人間の特権なのです。

そして、前にも書きましたが、メタ言語を発達させるには、外国語、つまり英語を学ぶことが大変効果的である、と言うことになります。
何故英語なのか、絶対に英語じゃないとダメか、と言われると、決してそうでは無いのですが、英語はなにかと通用度が高く、よく使用されますので、「英語であってもかまわない」のなら、それならば、せっかくですから英語を学び、メタ言語も発展させてみませんか、と言うことなのですね。

メタ言語能力を育てることは、言語相対主義を生みだし、言語そのものについての幅広い理解につながっていきます。それはつまり、人間教育としての言語教育につながっていくのだと思います。