メタ言語は、人間の特権!

こんにちは。今回もメタ言語のお話しです!!
さて、私たちが何気なく話しているこの言語。コトバ。
日本語だったり、外国語だったり、世界中の人間が話す言語は色々あるのですが、この「言葉」を持つことができる動物は、私たち「ヒト」という生物種に限られていますよね。

「チンパンジーだって、言葉がわかるんじゃないの?」と思われる人も居るでしょう。 確かに、すぐれた知性を持っていることで注目されている、有名なチンパンジーも実際にいますし、それについて研究がなされています。
しかし、「メタ言語」という観点から見たときに、チンパンジーは、ヒトの言語の構造と同じだけの質の言語の知識を得るということは決してできません。メタ言語は、ヒトというただ1種類の生物種に対して、皆に与えられています。これは、人間の特権なのです。

そして、前にも書きましたが、メタ言語を発達させるには、外国語、つまり英語を学ぶことが大変効果的である、と言うことになります。
何故英語なのか、絶対に英語じゃないとダメか、と言われると、決してそうでは無いのですが、英語はなにかと通用度が高く、よく使用されますので、「英語であってもかまわない」のなら、それならば、せっかくですから英語を学び、メタ言語も発展させてみませんか、と言うことなのですね。

メタ言語能力を育てることは、言語相対主義を生みだし、言語そのものについての幅広い理解につながっていきます。それはつまり、人間教育としての言語教育につながっていくのだと思います。