メタとメタ言語
こんにちは。今日もメタについてお話しを。
なんとも解りにくい、この”メタ”ですが、今回は狭義のメタとしていくつか紹介していこうと思います。
まず、”メタ”の基本として、ある対象を記述したものがあり、さらにそれを対象として記述するものを、メタな○○、あるいは単にメタ○○と呼美ますよね。
ですからこの方法で言い表すならば、
言語を記述する言語 → メタ言語
理論を解釈するための理論 → メタ理論
自分の認知を認知すること → メタ認知
と言い換えることが出来ることになります。
では、このサイトでも主になっている、「メタ言語」に関わるキーワードとして、『メタ言語能力』というものがあります。これは一体どういった能力なのでしょうか。
まず、メタ言語とは、言葉を使って、言葉について考えることを示しますよね。例えば、生まれてきた子どもは、言葉がどういうものであるかを知る前に言葉を覚えていきますが、そのうちに言葉について意識して考えることが出来るようになっていきます。
この言葉について、言葉で考える力を『メタ言語能力』と言うのです。
具体的にいうと、「動物」という語は何を指しているか?といった、語と指し示す物との対応だったり、自分の話した言葉が文法的に正しいか?という言語の規則だったりを考える能力のことなんです。
つまり、言葉について考えることができるようになる『メタ言語能力』は、言語をより理解し、使うという意味ではとても重要な能力なのですね。